• 0910月

    抗がん作用が話題なのはキクイモの中でも、フランス原産の仏キクイモ「アルティショー・ドゥ・ジェルザレム」だ。

    従来からキクイモは糖尿病に効用があるとされてきた。キクイモが含有している「イヌリン」という成分が腸内環境を整え、血糖値を抑制する作用があるとされているためだ。「イヌリン」はタマネギやゴボウなどにも多く含まれる成分だが、キクイモには特に高濃度に含まれているのだ。

    しかし、このキクイモの一種に、抗がん作用の高い品種が発見され、治療効果が徐々に明らかになっている。

    がんが肺内で転移した「ステージ4」いわゆる「末期肺がん」と診断された女性(82歳)が、仏キクイモを食することでがんを克服したのだ。

    末期がんとの診断後に抗がん剤治療を行ったが、腫瘍は増大。治療の術が無くなり、ビタミンCを飲むだけの在宅療法となった肺がん患者。糖尿病も患っていたこの患者が、仏キクイモを味噌汁に溶かすなどして食べた。量は、2週間程でキクイモの粉末150g。

    すると、7つあった肺の腫瘍のうち2つが消滅した。さらに、その後の治療でさらに3つの腫瘍が消滅し、最終的には、抗がん剤イレッサの投薬治療によって、最後の2つの腫瘍も消滅した。がん発見から7年後も再発無く健康だという。

    イヌリン以外の成分は研究されていなかったキクイモに関する解析研究をスタートされた。現在までに、リノール酸、オレイン酸等の複数の不飽和脂肪酸が混ざっている部分に、抗腫瘍活性が見られることが判明したのだ。抗がん効果の複数の症例が集まり、かつ腫瘍マーカーの改善例が顕著ながんは、「前立腺がん」「大腸がん」「肺がん」。

    未解明が多いものの、仏キクイモを食べることでがんを克服した人が少なからず存在する。今後は、有効成分の特定などに注目が集まるだろう。

    ●糖尿病患者のための食料だったキクイモ
    キクイモはキク科ヒマワリ属の植物。 19世紀半ばに海外から日本へ伝来。9月頃に黄色い花をつけ、10月から11月に地中に芋が実る。約3000種もの品種があるとされている。抗がん効果が話題となっているのは、表面の凹凸が比較的少ない品種である。フランス原産の青・赤紫色キクイモ(フランス名:アルティショー・ドゥ・ジェルザレム)、通称、仏キクイモである。

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